甲南女子大学星野ゼミ(心理学科)の皆さんとワールド様を見学しました
甲南女子大学人間科学部心理学科星野ゼミ SDGs製品開発チームの学生の皆さんとの産学連携SDGsカリキュラムが始まりました。
弊社のASUKAMI®(アスカミ)を用いて、役に立つ、価値のある紙製品を作り、本当の再生利用を目指すカリキュラムです。
ASUKAMI®(アスカミ)の生産背景であるアパレルメーカー業界の廃棄衣料問題と、アパレルメーカー様が取り組んでいるサステナビリティプランをよりよく理解するため、学生の皆さんと株式会社ワールド様(本社:神⼾市中央区 以下、ワールド)に企業見学を行いました。
ワールド様では、すでに全社的にブランド共通下札や名刺にASUKAMI®(アスカミ)を起用していただいていますが、他にも様々なサステナブル活動を行っています。
ASUKAMI®(アスカミ)の生産過程のひとつを見学
ワールド様でのASUKAMI®(アスカミ)の生産過程の中のひとつである、グループ直営工場から出る「裁断ロス生地」の回収と分別、再生利用するための準備は、株式会社ワールドビジネスサポート(WBS)で行われています。
障がい者雇用にも貢献しており、日々、多くの廃棄衣料が丁寧に分別・裁断され、再生利用のための素材となって製紙工場に送られていきます。
作業内容を聞く学生の皆さん
裁断作業
ワールド様のサステナビリティプランを学ぶ
ワールド様では昨年から企業グループ全体の試みとして、「WORLD SUSTAINABILITY PLAN」を打ち出しています。
衣料品の生産時におけるCO2の削減や水の消費問題、生物の多様性などの環境負荷への対策、また資源の有効活用として廃棄衣料の再利用を中心とした循環とリサイクル活動に力を入れています。
特にサスティナブル素材のブランド「CIRCRIC(サーキュリック)」の説明に関しては学生の皆様も興味津々でした。
サステナビリティプランを学ぶ皆さん
CIRCRICの素材に興味津々
リメイクブランド「be released」
ワールド様のサステナビリティプランのひとつに「be released」があります。
自社のリユース事業の中で買い取りができなかった衣類などを自社工場でリメイクし、1点ものの新しい商品として再販売する試みです。
学生の皆さんの前で、実際に縫製技術者さんがリメイクの過程の一部をお見せくださいました。
一度役割を終えた衣服が、縫製技術者の手によって新しい衣服として生まれ変わる、その過程の一部を生で見ることができ、その技術とセンスの高さに関心していました。
不要な衣服から1点もののリメイク商品を生み出します。
実際に目の前で作業をしていただきました。
縫製技術者のその場の判断で新しい衣服ができあがっていきます。
リメイクされた衣服はInstagramでも見ることができます。
ワールド様のサステナビリティプランを実際に学んだ学生の皆さん。
これから、実際にASUKAMI®(アスカミ)を使用した紙製品の開発に臨みます。
今回の企業見学が、新しいアイデア、良いクリエイティブにつながることを期待しています!