『企×学協働プロジェクト「刀」』の最終発表がありました

関西大学北陽高等学校が実施する産学連携SDGsプロジェクト『企×学協働プロジェクト「刀」』の最終発表がありました。

『企×学協働プロジェクト「刀」』は、関西大学北陽高等学校の学生と企業が共に、明確な答えのない社会問題への探求学習を通して、これからの社会で生きる力を育む実践的なPBL(project based learning)活動です。

2023年11月20日(月)から開始し、約5ヶ月をかけて、北陽高等学校の1年生と課題に臨みました。

マテックスは、2チームとマッチングし、リサイクルペーパー「ASUKAMI®(アスカミ)」を使用したカードゲームを制作。
カードゲームを通じてサステナブルやSDGsに興味を持ってもらおうという試みです。

ゲームは各チームの生徒の皆さんが考えたオリジナルゲームで、ルールからデザインまでを一生懸命考えていただきました。

MAHGz(マージーズ)

ドンジャラやポーカーのように、手持ちのカードの中で役を作って、プレーヤーの中で1番を目指すゲームです。
カードにはSDGsの各目標が描かれており、目標カテゴリごとに揃えることで役ができあがります。
捨てられたカードを拾うことができるちょうだいカードや、すべてのカードの代わりになるSDGs神カードなどの特殊カードもあって、多様な戦略が楽しめます。
役を覚えることで、SDGsの目標に対する理解が深まるようになっています。

SDGs絵合わせ

神経衰弱のように、伏せられたカードの中から、同じカードの絵柄のカードをめくるゲームです。
カードにはSDGsの目標に関係する絵柄が描かれており、SDGsの目標分のカードがあります。
神経衰弱と違う点は、ただ同じ絵柄のカードを見つければいいというわけではなく、めくったカードの絵柄が、どのSDGsの目標に関係するかを当てなければ、カードをゲットすることができない点です。
ゲームを繰り返すことにより、SDGsの目標に対する理解が深まるようになっています。

各チームは、自分たちの作ったゲームを家族や友人など、周りの人たちに遊んでもらうことで、どのようなリアクションが返ってきたかを分析することで、ゲームの改良や課題のゴールに対しての進め方を考えてきました。

3月11日(月)に最終のクラスプレゼン会があり、その中から選抜されたクラスの代表チームが、3月14日(木)の学年プレゼン会で発表を行いました。

マテックスチームは残念ながら学年プレゼンには選ばれませんでしたが、2チームともとても堂々と発表できていて良かったと思います!

その後、3月18日(月)に、企業側から学生に向けての最終フィードバックが行われました。
約5ヶ月間にわたる課題に対する探求と、プレゼンテーションについての感想や評価を伝える場です。

学年プレゼンは高校生とは思えないほどレベルは高く、企業側としても学びは多いものでした。
このような活動は、今後の学生生活や、社会人としても携わる機会は多いと思います。
それも踏まえて、テーマに対する掘り下げ方、過程や方法、プレゼンテーションのコツなどを伝えさせていただきました。

各チーム、しっかりと今回の課題に対する振り返りもできていましたので、それぞれのこれからに十分活かせると思います。

北陽高等学校の各チームの皆様おつかれさまでした!

【関連情報】

▼2023年度 企×学協働プロジェクト「刀」学年プレゼン
https://www.kansai-u.ac.jp/hokuyo/topics2024/03/2023_1.html